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【種差海岸】9/27_2「再会・6年前の俺」


(写真 みさき浴泉にて 右から金田一さん、前田さん、俺。 バックには俺の色紙と新聞記事)


2020年9月27日

青森県八戸市 種差海岸



 八戸フライヤーの親分・金田一さん。彼は東北一のエンジニアだけでなく「みさき浴泉」の経営もしている。扱う湯によって呼びながちがうようだが、銭湯のことだ。営業時間は5時から23時と超ワイド! 「なんでこんなに長時間なの? 俺みたいな人間には助かるけど」と訪ねた。「八戸の人は風呂が好きなんだ」「仕事の前に入るしな」「東北自動車道の終点だろ、トラックの運ちゃんもザブッとな」「やっぱり漁師さんなんだろな。朝早くから市場で働くし、そのあとな」と金田一さん。なんとなくその意味が分かった。金田一さんは話し終わると、ドサッと風呂券をくれた。「なんと、ありがたいことか!」と俺。



 撮影行での悩みの種のひとつは実は風呂なのだ。ロケ先で沢山温泉は見かけるものの、撮影行は豪遊とはちがう。せこいが入浴料は500円までと決めている。そして「もう洗わないといかんな?」という案配を確認してから時々風呂には入っていた。ついでにコソッと洗濯も。しかし、俺もひとなみに歳をとったようだ。通っている樫内鍼灸接骨院の樫内院長や吉見先生にも「ちゃんと風呂入って体をやすめないといい仕事できませんよ。生涯現役でいくんでしょ」「サッカー選手だって、ちゃんと試合の日に合わせて調整してるんですよ」と釘を刺されている。「そうなんだよね。水浴びだけじゃ疲れは取れないわな……」と俺。「金田一さん、ありがたく風呂券を使わせていただきますわ!」。


(写真 金田一さんより頂いた「みさき浴泉」の風呂券)



 みさき浴泉の入り口をくぐると、風呂場の前には俺のサインと新聞の切り抜きがかかっていた。2014年に八戸の種差海岸を撮ったことがあった。環境省の仕事で、撮った映像は「種差インフォメーションセンター」の常設展示映像として今も流れている。そのときも金田一さんや山本さんといった八戸フライヤーに大変世話になっていた。俺はとんと忘れていたが、ロケアップ後にいっちょ前にもサインしたりしてて......。しかも金田一さんたら律儀に保存してくれてて。嬉しい再会! 2014年当時の俺の写真もある。39歳といい年をしてるが、アンチャンだな、コリャ。そしてビビったのは、当時着ていたTシャツをこの旅でも着ているという事実。モノ持ちがいいのか、何も考えていないのか。ま、いずれにしても八戸を訪ねてタイムスリップしたわな。新聞のインタビューでも俺にしてはまあまあなこと言ってるけど、今も同じこと言ってるわ! 一貫性というのか、進歩なしというのか、その時から完成してた! とでも言っておこうか(笑)


「鳥の視点で地域の宝を」今回の撮影で初めて種差を訪れたという多胡さんは「一級の自然美と人の暮らしが調和している。こんな景色は他にない。自分の映像が「地域の宝」が守られるきっかけになれば」と結ばれている。チャンチャン!



(写真 種差海岸を撮った報道記事と俺のサイン 娘に綺麗に書けとは言えないわな......)


【種差インフォメーションセンター】



【支援】

金田一哲朗さん 青森県八戸市

みさき浴泉の風呂券 山盛り




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多胡光純 天空の旅人

モーターパラグライダーに乗り空撮してます! 空撮した全ての映像をシェアしてます。映っているのは地元の宝です。お楽しみください!

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