【写真】飛行中の多胡とバックカメラ 撮影三上さん
だー、こんなことってあるんだね、ビックリしたわ!
着陸しパラグライダーを地上におとすと即座に何かが足りないことに気がつく。気づきながらも、自撮りをしなくてはならない。着陸直後のフライトインプレッションはとてもダイレクトでいいのだ。なもので、自撮りで感想を述べるが、何かが足りないことで頭は一杯。たいしたことを話せない。問題はというと、バックカメラが見当たらないのだ。飛んでいるときに僕とパラを写すあれだ。カメラは5mの紐でパラと結んである。着陸すると付近に転がっているはずなのに……。きっとパラグライダーの下に隠れているよ、何度も飛行テストして使ってるわけだし、まさか木に引っかけるとかあるわけがないよね... ポジティブにあることを祈りパラをめくるが、案の定ない。「ガーン」。
この資金難の時にカメラとリグ(カメラを吊す仕掛け)がなくなるとは......。撮影データを失ったことが痛すぎる。探すか。しかし川の上、森の上、山の上と半径30キロをグイグイと二時間半も飛んでいて、どこで落としたかは分かりそうで分からない。そして、なぜ落ちたか。理由が判明しないことには今後の使用も考えものだった。
バックカメラの使用に際してはテストを重ねた。カメラとリグが壊れるぐらいやった。どれだけ木々に迫ろうとも引っかからないことを確認した上で使用を決断していたのに。そして2年近く使い、事故は一度もなかった。そして分かったことは、バックカメラはヒューズといって安全装置が発動してパラから切り離されていたということ。もしヒューズがなかったら、パラと連結された紐は部分的に翼を引き裂いていただろう。そんなことを考察するに、無事帰還できたことをヨシとする思いが大きくなり気を持ち直した。
原因は以下のように結論づけた。しばらく飛べずにいたことで、気が急いでいたのだろう。上空は荒れて撮れるコンディションではない。そこを無理に超低空飛行をやったことで、乱気流に突入。パラがピッチング(前後に揺れ動く)をおこし、カメラと木の距離が想定より接近。そして木に引っかけたと見た。
こんなことってあるんですね。教訓は「仕掛ける時を待つ、風を待つ」ということ。いつもずっとやってきたことだよ。カメラが引っ掛かると言うことは人間も引っ掛かっていた可能性もある。そんなコンディションで超低空飛行をやっては命がいくつあっても足りないよ。活動を続けることで見えてくる世界がある。そこにフォーカスしているんだからさ。皆さまもそれぞれのフィールドでお気をつけて。そして思い切りやりましょう!
Have a nice day !!!
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