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【八甲田山】10/7「風がメッタメタだよ」



2020年10月7日 八甲田山 田代平

曇りときどき晴れ 6度



 午前4時起床。日の出の一時間半前。寒さを振り切り、ハイエースの外へ飛びでる。まだ暗く寒い。暴風雨は過ぎ去ったが、月が雲で見え隠れしている。雲の動きから風は八甲田山を乗り越える西風。風速8m/sぐらいか。離発着場は山陰にて風は微風。


 日が昇るが風の状況は変わらず。山を越えの風が気になり、地上でパラを浮かしてみることにした。これをグランドハンドリング、通称グラハンという。


 グラハンをすると地上にいながらその土地の風を知ることができる。おまけにその土地の風をコントロールできると自信がわいてくる。グラハンは心身ともにとてもよい。しかし、パラに慣れてくるとグラハンをやらない人が多くなるけど、どんだけ腕が上がってもグラハンをやって欲しいな。グラハンで感じられるパラグライダーの挙動は地上も上空も同じだから、イイ練習なんだよね。

 で、田代平でグラハンした結果。厳しいね……。自信は砕かれなかったけれど、八甲田の風は難しいことが分かった。微風ではあるが、風がコロコロと変わるのだ。パラを立ち上げてもパラをバシッと広げることが3回に1回しかできてない。


 八甲田山は一個の山じゃなくて、10を越える山々があつまり八甲田連峰と呼ばれている。西風は西風でも、山を越える風、山を巻いてくる風、ブロックされた風と色々ある。たとえベースが微風であってもメインの西風が上空を支配し、風が一定に流れないことが分かった。この離発着場を勧めてくれたのは八戸で飛んでる仲間なんだけど、よく飛んだなぁ~ お見事!


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