(写真)南相馬に暮らすお母さんらと上映会。右が同慶寺住職、徳雲さん。
(写真)上映会の出だしは福島の花見山の映像。
(写真)スクリーンとプロジェクタ、音響機材は徳雲さんが事前に準備してくださった。非常に助かった。
(写真)10時から合掌の会をおこない、11:15から上映会が始まった。
(写真)今後お寺での上映会を徳雲さんは勧めてくれた。日本に点在するお寺の数はなんとコンビニより多いとのことだ。
(写真)曹洞宗小高山 同慶寺。相馬藩主の菩提寺。
【会場】曹洞宗 小高山 同慶寺
福島県南相馬市小高区小高上広畑246
【日時】25日11:30から
【上映内容】空から知る東北・南相馬!
(参加費無料 応援グッズの販売あり 要マスク)
南相馬・同慶寺は相馬藩主の菩提寺でその歴史が脈々と続くお寺さんである。その住職徳雲さんは東日本大震災で被災した。家族とともに福井へ避難。そこから800キロはなれた南相馬小高に通い再建の途上だ。現在、家族はより近いいわきへ拠点を変えお寺へ通う日々を送る。
南相馬に暮らす上條大輔氏の尽力で、同慶寺で月に一回開かれる合掌の会に「天空の旅人上映会」を当て込んでもらった。このような経緯で上映会は実現した。
上映内容は直前まで迷った。今までは地元の今を撮った映像を一緒に見ることをやってきた。それが地元の人も上映する私も一番シックリする形になっていた。しかし、今回、手持ちの映像はない。あるのは震災の直前に撮った福島の春夏秋冬だけだった。これを上映する手もあったが、それを許すことが僕はできなかった。映像に残る福島は美しいがレクイエムだった。それを今いっしょにみて、語れることはなにもなかったのだ。
結局、上映会では春の花見山のお花いっぱいの映像を流し、あとは「青森の海から山」を上映した。会の冒頭では、この映像をたたき台にして、来年行う南相馬、福島空撮のアイディア話し合いたいと伝えた。
30分の天空の旅人劇場は思いのほか盛り上がった。他県の映像と危惧していたことは全く問題なかった。むしろ、ヤマセが南相馬にもやってくることを知ったりもした。また沢山勉強してるんでしょ、多くを教えてくれてありがとうとも言われた。撮影アイディアも沢山頂けた。会が終わるとそら手拭いと書籍はお母さん全員が購入してくださった。合掌の会だけに、手持ちのお金はみなお賽銭だけという状況ではあったが、徳雲さんが立て替えてくれた。
盛況だった会のことと皆が購入してくれたことを上條氏に話すと、ここの人は被災し助けられることの意味を知っているからだ、と言った。
何故飛ぶのか。誰のために飛ぶのか。上映会で何を語るのか。学び多き上映会だった。来年行う三陸海岸、南相馬の撮影行にむけ心は整った。ありがとう、同慶寺! ありがとう、上條大輔!
Have a nice day !!!
同慶寺
上條大輔 NPO自然環境応援団
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