(Photo みかの原の中央に位置する恭仁小。子ども達が思い切り遊んでいる。)
京都府木津川市
加茂町みかの原
3度
7:30-10:15 165min
W0-S3
やったたわ! みかの原! 撮れた!
完全無風の朝。光は最高だ。この朝に機材の不調など論外だ。そして離陸の失敗など許されない。すべてを完璧に整えた。凍り付いた地面を走り、ビチっと一発で離陸を決めた。
木津川を遡る。伊賀上野から雲海がやってきている。山間をながれる雲海はみかの原の平地で広がる。とても淡く、雲越しに集落が見える。流れるゆく雲は鹿背山にぶつかり進路を二手に分けていた。下流へ向かう流れと南加茂台へのながれに。
「空を飛んでいて最高だぜ」と思える瞬間。それは想像を超えた空間との出会いに尽きる。そして、そこに暮らしとの接点が持てたとき、撮影行は爆発する。
今朝の撮影では、恭仁小(木造140年の歴史ある学校)の児童達と上空からコンタクトした。みんな校庭でピョンピョンと跳ね手を振ってくれた。その中に娘もいた。5年越しの成果だった。ミカノハラジオ(毎朝みかの原で放送しているラジオ)では緊急速報で「天空の旅人出現! みかの原上空を見あげて!」とライブ中継を20分。中継のことは着陸後に知った。でも、こうゆうのってのはシンパシーが働くんだね。飛行中、中継する二人をしっかりと俺は撮っていた。だって、思い切り手を振ってるんだもん。しかも、広大な恭仁京跡でさ。俺はグンと高度を落としお二人をパス。そして、みかの原の背景である山に沿って紅葉を追いかけ、口畑の茶畑へ滑り込んだ。茶畑の直ぐそばで暮らすお茶農家の炭本家は総出で手を振ってくれた。茶畑はこの時期に刈り込むため、シートはかかっていない。撮るならこの時期だと勧められていた。この春、新緑の時期に茶畑をねらった。この時期は強い日差しから茶葉を守るために、茶畑には黒いシートがかぶせてあった。それはそれで壮観だったが、お茶農家さんとしては本当を見て欲しかったのだろう。お決まりで、我が家へ向かうと嫁もおおきくゆっくりと手を振ってくれた。
やっぱり一人じゃ撮れないんだよ。たとえ撮れたとしても、そこに血は通っていない。そして一人じゃ喜ぶこともできない。11月26日朝8時。地元、みかの原を記録した。Youtubeにもアップするし、上映会もやろうな。みかの原最高だぜ!
Have a nice day !!!
【みかのはラジオ】#127 緊急速報! 天空の旅人出現! みかのはら上空を見上げて!
★★★自己資金とサポーターの応援で飛行中!★★★
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